2014年10月3日金曜日

◆ひいおばあさんの桐箪笥・第二弾!

わが家の主力家具、ひいおばあさんの桐箪笥。実はもう一棹あります。
高い箪笥を2セット!と思うとびっくりしますが、安いプラスチックケースなど無かった時代ですから当時はこれが普通なのでしょうか。

しかし、こちらは一目で分かるほど状態が悪いです。金具も手が込んでいないし、取っ手などが取れてもいる。だから、古い家でも、ちゃんと部屋に置かれていた前の箪笥とは違い、倉庫に置かれていました。

計算してみると実家が今の新しい家に引っ越したのが20年前ですので、以前紹介した箪笥は20年の放置。引っ越し後10年ひいおばあさんは元気でしたが、新しい家には連れて行かれませんでした。

こちらの箪笥は古い家に引っ越した当初から使われていなかったと考えると50年以上使われていなかった可能性があります。見た目がひどいので、さすがの私も無理かな~と感じていました。

しかし、ある時急にひらめいてしまったのです

引き出しを取り外したら、外枠をオープンラックにできるのでは!?

収納には困っていなかったものの、思いついてしまったら実行あるのみ!で、やってみました。


どうでしょう?後ろの板を外せば更にオープンになりますが、今はそこまではしていません。
大正時代の箪笥なので、外側はだいぶ茶色く焼けてしまっていますが、引き出しを出した内側は白いままです。

棚の一番右は調味料。青い小瓶にはしょうゆ。ご飯を居間で食べているので、味が薄い時にかけます。アジアンショップで買ったもの。

この花柄にキュンときて買ってしまった。


白い器。

以前無印良品で売っていた、中国茶用の容器です。本当の使い方は茶葉を入れてお湯をさし、蓋を少しずらしながら茶葉が出ないようにすすります。本当の使い方をしたことってほとんど無いかも。

中身は塩。味が薄い時に使います。


中のスプーンは缶に入った「しいたけ茶」に付いていたもの。レトロ心をくすぐられるチープなオレンジ色。薄いプラスチックなので、使いやすいです。
白い四角いものは最近話題の珪藻土でできた乾燥剤「soil」。チョコレートのようにポキポキ折って使えます。効果があるのかはあんまり実感できていません。


その左は印判の磁器でできた重箱の一番下部分。中にはついついため込んでしまった賞味期限が心配な飲み物のスティックなど。これは臨時で、いつもこうしている訳ではないです。ちょうど写真を撮った直前に夏を越してしまったスティックたちを発見し、見えるところに置いて最優先で飲むようにしたのです。
本来のセットである重箱はまたセットで紹介したいと思います。


さらに左には以前紹介した化粧水と乳液のボトル。


そしてコーヒーの瓶。私の舌はオンチなので、インスタント上等!

一番左はラジオです。主目的は非常用。手回しとUSB充電とソーラー充電と電池使用ができます。携帯電話への充電もできるタイプです。自動車でラジオを聞いているのですが、ちょうどいいところで家に着いてしまった場合に続きをこれで聞いています。


引き出しがあったので奥行きがあります。それも生かしてもう少しセンス良く、飾りながら使い勝手の良いオープンラックにしていきたいものです。

中身の引き出しは、将来的に土を入れて花壇にしたらどうかと考えています。「腐っても鯛」ならぬ「引き手取れても桐」ですから、自然と調和した花壇になると思います。まあ、これは絶対引き出しを復活させないという最終判断ができない限り実行できない案ですね。


ちなみに、オープンラックをひらめいてから家に持ってくるまでには何ヶ月もかかりました。
いつもは家族にばれるとゴミ扱いされて面倒くさいので、こっそり倉庫にいってこっそり車に積んで帰ってくるのですが、この段は全3段の内の真ん中。雑然とした倉庫の中で、上段をずらして降ろし、中段を抜いてまた上段を戻すというアクションは一人では到底無理でした(一人でうなり声をあげながら何度もチャレンジした上での結論)

恥を忍んで母に協力願った甲斐がありました。


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